シティ・パレス (マハラジャの宮殿、City Palace) :旧市街の中心にあるヒンズーとイスラムの混交建築様式の宮殿。ジャイプルの城郭都市を建設したマハラジャ、サワーイ・ジャイ・スィン2世により1726年に建て始められました。現在も敷地内にはマハラジャの子孫が住んでおり、その住居以外の建物は宮殿博物館として一般に公開されています。
風の宮殿(ハワ・マハル、Hawa Mahal):1799年に、ジャイプル5代当主プラタプ・スィン(Maharaja Sawai Pratap Singh)により建てられたジャイプルのシンボル的な建物です。当時、イスラムの影響を受け、外を歩くことができなかった宮廷の貴婦人達が、宮殿から続く細いトンネルを通って風の宮殿に来ては、世間の目に触れることなく街路で繰り広げられる祭やパレードを眺めていたと伝えられています。正面から見ると幅広く、大きく感じられますが、厚みのない屏風のような建物となっています。沢山の窓と美しい透かし彫りを施してテラスの風の吹き抜けが良いことから、「風の宮殿」と名付けられています。敷地内には小さな考古学博物館があります。
ジャンタル・マンタル (天文台 Jantar Mantar) :ジャイプルを建設したサワーイ・ジャイ・スィン2世によって造られた天文台です。ペルシャやヨーロッパの書物を調べ、中央アジアのウルグ・ベグ天文台なども参考としてインド各地に天体観測儀を集めた天文台を建設しました。
アンベール城 (Amber Palace) :ジャイプルの北東11kmの丘の上にアンベール城 (Amber Palace) があります。16世紀にはこの地を支配したカチワーハ家の王国(アンベール王国)の首都となっていました。内装が美しく勝利の間(Jai Mandir、別名:鏡の間)は、壁面に鏡を散りばめた幾何学模様で飾られています。
ジャイガール要塞 (Jaigarh Fort) :1036年に出来た要塞で山の下にあるアンベール城ができるまでは、マハラジャが住んでいました。一度も兵火に掛かることが無かったために、よい保存状態です。
水の宮殿 (ジャル・マハル) :ジャイプルの水がめとして利用されている湖に浮かび、マハラジャの夏用別荘として建てられた宮殿です。